イギリス短期留学 言葉の壁以上の経験

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イギリスでの語学学校はLTCという学校に通っていました。

昔は貴族が住んでいたそうでとっても可愛らしい外観の建物でした。

入学時にレベル別のテストがあって、勉強した甲斐があってか上から2番目のクラスに入れました。

しかし、テストは筆記のみ。

実際の会話レベルとは比例せず、悪戦苦闘の毎日でした。

私のクラスには様々な国の方がいらっしゃって毎日が刺激的でした。

ただ、自分のレベル、会話レベルとかでなく、意見するとか自己表現のレベルが当時の私には皆無に等しいと痛感させられた授業でした。

日本の学校では、先生が質問すると、当てられるということが多いと思います。

もちろん挙手することもあると思いますが。。

通っていた学校では、先生が質問すると、我先にとクラスメイトのみんなが意見を言う。

ずっと受け身の授業を受けていた私には戸惑うばかりでした。

あまりにも私が意見を言わなかったり、挙手しないものだから、見兼ねた先生が

名指しで当ててくれるようになり。。。

でも、挙手しないのは、意見言わないのは、英語が出てこないとかではなく、

質問に対する自分の考えが思いつかないから。

当ててもらっても、それに対する意見がない。

黙ってしまうと、他の人達がすぐに意見しだす。

悔しくて情けなくてすごい惨めで、何を学んで生きてきたんやろってすごくすごく思いました。

英語を学んでも、きっとどんな言語を学んでも、それを伝えられる自分の意識や考えがないと全く意味がないんだという経験をさせてもらいました。

そしてまた、別の日の出来事。

すごく日本に興味を持ってくれて、連日のように質問をしてくれるロシア人のクラスメイトがいました。

ある日、日本の宗教について知りたいと言われました。

宗教??

・・・

何も信仰していないし、興味がないから分からないと答えると、

めちゃめちゃ怒りだしてしまい・・・

私もロシアで信仰しているものはない。だけども、ロシア人が多く信仰しているもの、それ以外でもロシア人として勉強している。

宗教に限らず、ロシアのことは答えられるよう学んでいる。

あなたも日本人として日本のことは答えられるようにしとくべき。と怒られたのです。。。

はい。

またまた悔しくて情けなくて惨めな気持ちを味わう。

だって、その通りやったから。

そのクラスメイトだけでなく、他の国の方達も自国に誇りを持ってて、きちんと学んでいる。

何て自分はちっぽけな人間なんやろって深く深く痛感しました。

でも、その何倍も人生の勉強になった出来事でした。

それから、日本の歴史をきちんと学ぼうと決心したものの、今に至ります。。。😅